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目時 直人; 長壁 豊隆; 森井 幸生; 大貫 惇睦*; 伊達 宗行*
Journal of the Physical Society of Japan, 64(11), p.4491 - 4492, 1995/11
被引用回数:1 パーセンタイル:21.26(Physics, Multidisciplinary)UCuにおける1K転移はフェルミ準位における状態密度の消失、すなわちフェルミ面の消失によるギャップ形成を伴った伝導電子の相転移であることが期待されている。さらにスピン格子緩和時間がTに比例することから異方的なギャップの存在が推察され、これはウラン超伝導化合物における非BCS超伝導との類似を思い起こさせるが、UCuの基底状態がどんな状態で、どんなメカニズムによって相転移が生じたのか明らかではない。この1K転移のUCuの反強磁性構造への影響を調べるため、3Heクライオスタットを用いた極低温中性子散乱実験を行った。その結果転移点で、磁気散乱ピークの強度が5%程減少していることが明らかとなった。このことはこの相転移が、UCuの磁気秩序状態に影響を及ぼしていることを意味する。